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今日はお仕事がお昼からだったので久しぶりに行ってきました。
(その後午後も休みになりましたが)

今日は3年生で2冊読ませていただきました。

まずはこちら

おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)
あまん きみこ 岩崎 ちひろ

ポプラ社 1969-08
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明日は節分ですから節分といえばこのお話。

女の子のことを思うとよかったねって心があたたかくなりますが、おにたのことを思うと切ないです。
おにたが本当は誰なのか知らないで、神様だと思って感謝している女の子に本当のことを教えてあげるべきなのか・・・。
じゃないとおにたがかわいそう。

でも、これでいいんですよね。
女の子にとっておにたは神様で、おにたはきっと女の子が幸せになってくれることを望んでいるんだと思います。

だけど女の子にとっておにたは神様のままでいいから、いつか女の子にも「おににもいろいろいるんだよ」ってことを知ってほしいなと思いました。



もう1冊読んだのはこちら。

やさしいおおかみやさしいおおかみ
ペーター・ニックル ユゼフ・ウィルコン

フレーベル館 1983-01
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今度はおおかみにもいろいろいるんだよというお話。

おおかみといえば悪いやつ。
そう決められていることが多い気がするけれど決してそうではありません。

おおかみだから悪いやつ
きつねはずるがしこい
ふくろうはかしこい

それってほんと?

大切なのは

「全部が悪いわけじゃない」

これ、ハリー・ポッターの主人公ハリーの教科書に書きこんである言葉です。

ハリーが大好きだった先生は魔法使いたちから忌み嫌われ、恐れられている存在でした。

だけどその存在すべてが悪いわけじゃない。
その中にはいい人だっている。

ハリーが大好きだった先生が私は大好きで、その先生に救われたと言ってもいいくらいです。

ちょっと話がそれましたが、大事なことは

〇〇だから悪いのではないということです。

鬼だから悪いやつ
狼だから悪いやつ

なのではなくて、鬼の中に悪いのもいるし狼の中にも悪いのもいるということです。
それは人も一緒。

どこどこの国の人だからこうだとかあの団体の人だからこうだとか、決してそうではないということです。

日本人はみんなこうだ
日本人だから悪い

そんなふうに外国の方から思われたら悲しいですよね。


どちらの本も子ども達はじっと聞き入ってくれました。
ときどき

えっ

とか

あ~

なんて声も聞こえてきて、子どもたちの心が動いているのがわかりました。
明日の節分、子どもたちはどんな気持ちで豆まきをするのでしょうか。

ちなみに我が家では子どもたちが小さいころ

「悪い鬼は~外」

と言って豆まきをしていました。
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