私や子どもたちが好きな本や子育て中のお父さん・お母さんにオススメの本を紹介します。
読み聞かせグループメンバーのとも個人のブログです。
〜世界中のこどもたちに〜 ベトナムの少女トゥイのお話を通して、「フォスター・プラン」について書かれています。 トゥイは毎日お父さん、お母さんと一緒に汗と土にまみれて田んぼを耕しています。 本当は学校に行って勉強をしたり友達と遊んだりしたいのです。 そんなトゥイの村に、井戸が出来ました。 田んぼの手伝いをしてくれるウシがやってきました。 トゥイは学校へ通えるようになりましたが、生まれたばかりの妹は目が見えません。 戦争をしていた時にまかれた枯葉剤の影響か、まだ妹のような子が生まれることがあります。 その妹が生まれた診療所にも、学校の建物にも、きれいな水が出る井戸にも同じマークがついています。 それがフォスター・プランの印です。 世界各地の大勢の人たちの支えによって村は少しずつよくなってきています。 トゥイは手紙を書きました。 自分の夢を書きました。 「いっしょうけんめい勉強して医者になり、妹の目を治したい」 と。 戦争や事件のように、ニュースで大きく取り上げられていなくても、開発途上国では「貧困」という緊急事態があります。 たくさんの子どもたちの命を奪い、苦しめているのです。 フォスターというのは育てるという意味。 子ども達が元気に育つように援助をしていくのがフォスタ・ープラン。 その活動を応援する人たちがフォスター・ペアレントです。 月々5.000円の援助金でトゥイのような子ども達を応援することが出来ます。 興味ををもたれた方はこの本を読んでみてください。 |
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ーHIVとともに生きる子どもたちの声ー
HIVに感染したこどもたちの作品集です。 子ども達はさまざまな困難に直面しています。 辛い治療・仲間はずれ・友達の死・そして自分の死への恐怖・・・。 本人だけでなく、兄弟達にも不安が広がっています。 秘密を持つことの緊張感。 自分はかまってもらえないという孤独感。 家族を失う不安。 この作品集を読んで思ったこと。 この子達がどんな悪いことをしたって言うんでしょう。 何にもしてはいません。 たまたまHIVに感染してしまっただけ。 辛い治療にも耐えているのに、家族のことを思って心を痛めたりしているのに。 こんなに頑張りやさんでやさしいこどもたちが差別を受けるなんてあってはならないことだと思いました。 兄弟が病気であるために自分はかまってもらえず、自分は聖霊のようだと書いている子がいました。 その子の辛さにも気づくべきだと思いました。 HIVに限らず、病気や何かの理由で苦しんでいる人がいたら、何か自分に出来ることはないかと考えたいです。 決して差別をしたりせず、少しでもその苦しみを和らげてあげられたらいいと思います。 |
『おっちゃんの長い夏休み』という題を見て、おっちゃんと一緒に過ごした楽しい夏休みのお話だと思っていました。 ワクワクするような冒険のお話かもしれない・・・、そう思って読み始めたのですが、全く違うお話でした。 若くして亡くなり、自らの意思で献体をされた男性のことが幼い甥っ子の視点で書かれているお話でした。 タンポポの綿毛ははこびやさん。風に吹かれて地面に落ちた種がまた花を咲かせる。 そうやって命はつながっていく。 そう話してくれたおっちゃんは自分が病気になってしまったとき、今度は自分がタンポポの綿毛になってみんなの命をつなげるためにとんでいくことを決めました。 医学や歯学の学生達は「医学の役に立ちたい」と献体してくださった方のご遺体で実習させていただくことにより知識だけでなく医師としての「心」も育んでいくのだそうです。 命はこうしてつながっていくのですね。 自分の子どもを、子孫を残さなくてもこうして命はつながっていくのだと知りました。 献体された遺体には防腐処理などをするために3〜6ヶ月の準備期間があり、その後半年前後の時間をかけて実習が行われると知り驚きました。 ご遺骨が返ってくるまでには1〜3年かかるのだそうです。 その期間、ご家族や親しかった方たちはどんな思いで過ごされるのでしょう。 私たちが怪我をしたり病気になったりしたときに、適切な治療を受けられのは自らの体を医療にささげてくださった方の尊い意思と、それを大切にしたいと願ってくださったご家族の思いのおかげでもあることを多くの人に知ってもらいたいと思いました。 |
「木の大切さに気づき、木を植えるという地道な活動を続けてる各地のみな様に」と書いてあります。 木が森をつくり、森が川をつくり、川は豊かな海をつくるのです。 そのために私の村では木を植えます。 この本にあるように海辺の人と山の人が一緒になって。 山・川・海が一つになって自然を、地球を守るのです。 実際に木を植えるという活動をしている村の子ども達に読んであげます。 自分達の活動がどんなに大切で意味のあることなのかがよくわかるように。 どの子も真剣に聞いてくれます。 葉祥明さんのやさしい色使いの絵に子供たちもじーっと見入っています。 子ども達の心にやさしくしみこんでいく、そんな絵本です。 |
「いつもありがとう」って伝えたいたった一人の大切な人にはまだ巡り会えていないかもしれなくても、ありがとうを伝えたい人は自分の周りにたくさんいるし、ありがとうって言いたいモノもたくさんあるはず。 それがわかる人はきっと毎日喜びを感じ希望に満ちた日々を過ごしているのでしょう。 自分がこの世に存在して生きているということは毎日たくさんの人やモノに支えられていること、いつも感じていたけれど、まだまだこんなにあるんだって思いました。 生きていくということは毎日感謝することですね。 |
ありがとう。の「。」は本当はハートです。 今日も元気でいられたよ。 今日、いいことがあったよ。 今日私とっても頑張ったんだよ。 毎日の暮らしの中で嬉しいなと思う瞬間、私ってなんて幸せなんだろうって思う瞬間があります。 そして、それは必ず誰かに支えられていることに気づきます。 ありがとう。 あなたがいてくれるから私は私でいられます。 そんなありがとうがいかにたくさんあるのか、この本を読んであらためて気がつきました。 私の大切なあなたへ。 いつも本当にありがとう。 って、思える人がいたらいいですよね・・・。 |
54年ぶりに幼なじみのジムに出会ったマックスが、仕事も、財産も、すべて失い変わり果てた友人に語って聞かせた話。 それは祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語でした。 幸運は決して偶然訪れるものでない。自分の手で作り出すもの。そしてそれはチャンスに備えて下ごしらえをしておくこと。 そうか。そうなんだ。そうだよ! 読み終わってそう思いました。 自分には運がないとかついていないとか言う前に毎日やるべきことをきちんとやること。 できることをすべてやったら焦らず、あきらめないこと。 それが幸運の下ごしらえ。 この本をずっと読みたいと思っていました。 口に出して言ったことなんかなかったのに、ある日長男が友達から借りてきて「読む?」と差し出してくれました。 そんなこと初めてでした。 この本を読んで私は離れて住む長女にも教えてあげたいと思いました。 でも、なぜか原書(?)の英語版を贈ろうと思いついたのです。 ある時、帰って来た長女がこの本(日本語版)を見て言いました。 「私、この本読みたかったんだ。でも原書で読みたいな。」 とっても嬉しい出来事でした。 どちらも偶然かもしれないけれど、でも、もしかしたら子ども達が小さい頃から一緒に本を楽しんできた(下ごしらえの)結果じゃないかな・・と思いました。 |
落ち込んでいる時に見たい本 その2 ペラペラとめくっていると、目に留まる言葉があります。 そのときの心に、響く言葉があります。 スーッと入ってくる言葉があります。 その中で一番好きな言葉 「天に星が輝いていても、 あなたが見上げなければ、ないに等しい あなたが自分自身に目を向けなければ、 あなたの価値もないに等しい。」 “私なんか・・・” と思っちゃう時に声に出して読んでみてください。 |
落ち込んでいる時に見たい本 その1 (「見たい本」であって「読みたい本」ではありません) すごく落ち込んでいる時、いくら本好きの私でも本を読む気にもなれないときがあります。 そんな時なんとなぺらぺらめくってみたくなる本。 一行だけの短い文から長くても七、八行くらい。 例えば 「これでいいんだろうか?」 「いい!」 とか 「100%人のせいにしよう!」 「それがだめなら、電信柱のせいにしよう!」 など。 悩んでいるときに誰かに “それでいいんだよ”と受け入れてもらえたみたいで気持が楽になる本です。 |
「世界でたったひとりの大切なあなたへ」というサブタイトル(?)がついています。 かけがえのない命がこの世に誕生した瞬間、世界中が喜びで満たされ、その素晴らしい人生のために12の贈り物がさずけられました。 1番目は「力」、2番目は「美しさ」、3番目は「勇気」・・・。 その12の贈り物のほかに最高の贈り物がもう一つ。 それはあなた自身です。 人は誰も誕生の瞬間に平等に12の贈り物をさずかっているのです。 そして、それは人々とわかちあえばあうほどゆたかになる宝物。 この本は最初は一人の母親が我が子のために書いたものでした。 愛する子どもへの思いがいっぱいつまった本です。 我が子への思いはやがてさらに多くの子どもへの思いへと広がりました。 すべての子どもが幸せでありますように。 その人生がより美しくかがやくものになりますように。 大人がみんなそんな思いで子ども達を見守ることができたなら、未来は明るいものになるのではないかなと思いました。 |
赤毛のアンシリーズから心に残る言葉の数々を山本容子さんの彩色銅版画とともに紹介してある本です。 私は子どもの頃から何か悩みがあると本の中に救いの言葉を探していました。 そんな言葉を心の支えにして一つ一つ乗り越えてきました。 (もちろん本だけじゃありませんが) この本で紹介されている言葉も読むと 「うん、そうだよね」 と元気が出てくるものばかり。 アン好きさんもそうでない人もぜひ読んでみてください。 私が好きな言葉は全部と言ってもいいですが、その中で一つ。 「でも、どうしてもアンとよぶなら、Annではなくて、Anneってeをつけてよんでください」 が好きですね。 私も 「私を呼ぶときは漢字じゃなくてひらがなでともちゃんって呼んで」 って思いますもの。 そのこだわりが好き。 |
続けてさくらももこさんのエッセイです。 さくらさんが雑誌のお仕事で世界各地を回って書かれた本です。 同行なさったご主人が撮られた色鮮やかな写真の数々も楽しめます。特におみやげ物の写真に惹かれました。「小さい人形とか置物」「変な民芸品とか絵」がお好きだというさくらさんと私趣味が似てるかも。 飛行機恐怖症の私はたぶん一生外国に行くことはないでしょうが、もし誰か知り合いが行くことがあったらお土産に頼んじゃおうかなと思いました。 |
「まほうつかい」という言葉に惹かれ思わず手にとってしまった本。(魔法使い物が大好きなんです) 私は絵が好きですが描けないので絵がかける人はみんな「まほうつかい」に思えるのですが、このエロール・ル・カインという人はまさにまほうつかいそのものです。著者のさくらももこさんが一目で恋をしてしまったというのもナットク。それほど華麗で幻想的なのです。エロール・ル・カインの絵本って。 さて、その憧れのまほうつかいにいつか会えることを夢見ていたまるこ、いえももこさんでしたが、彼は47歳という若さで亡くなってしまいます。 かなりのショックを受けるのですがその後仕事を通じてル・カイン好きさんたちと知り合い彼の国イギリスをたずねることになります。 そのときのことを書き綴ったのがこの本です。 所々に描かれているル・カインの絵も素敵ですが、ももこさんのル・カイン風(?)の絵もとってもいいです。 そして、ル・カインだけでなくイギリス(ロンドン)の魅力もちょっぴり 味わえるエッセイです。 憧れの人や憧れの場所があって、それを訪ねる旅っていいなあと思います。 私もイギリスに行ってみたいです。 |
自分のことがわからなくなったときこの本を手にとってみてください。 このやさしい色合いの絵を見つめているだけで穏やかな気持になれます。 そこに書かれている言葉は日本語と英語。どちらも短い簡単な文です。 でも優しい声で語りかけてくれます。 「私は私」 「大切なのは私が私であること」 そのことに気づかせてくれる本です。 |
「アンネのバラ」ってご存知ですか? あの『アンネの日記』を書いたアンネ・フランクを偲んで、第二次大戦のあとオランダで作られたのだそうです。 つぼみのときは深紅で、花が開き始めるとオレンジ、イエロー、そして淡いピンクと変化していくというその美しいバラはアンネの父、オットー・フランクによって大切に育てられ日本にも送られたそうです。はじめ10本ほどだったアンネのバラは今では1万本以上になり、アンネのバラに託された祈りに共感した人々によって大切に育てられています。 アンネのバラに託された祈り、それは「世界が平和であること」 オットー・フランク氏は世界の人々に平和の大切さを伝えることを「アンネの仕事」と呼びそれに一生をささげました。 その仕事を受け継ぐのは私たちです。 どうか世界中がアンネのバラでいっぱいになりますように。 世界中のすべての人が自由に生きられますように。 女の人や子ども達が安心して生きられる社会になりますように。 男の人が殺したり殺されたり、そんな危ないところへ行かなくてすみますように。 |
クローシャ大陸という架空の世界のお話ですが、その世界での時間や通貨、距離などが細部にわたって設定されていて面白いです。 そのクローシャ大陸の南の小さな町に住むペチカは親を亡くし教会で雑事をしながら暮らしていましたが、そこの監督係である守頭や一緒に働く子ども達から虐げられいじめられて人を信じることができず荒んだ心をしていました。 そんなペチカが出会ったのが妖精のフィッツ。 世界を滅ぼすと人々から恐れられている妖精とともに町を追われることになったペチカと、彼女に一言あやまりたくて後を追った少年ルージャ。 世界は本当に滅びてしまうのでしょうか・・・? 長い本です。細かい字の分厚い文庫本で2冊。 でも一気に読んでしまいました。 かなり性格が悪かったペチカがいろんな人のやさしさやあたたかさに触れ少しずつ変わっていく様子に読むほうの心もあたたかくなりました。 特に最後の方の台詞 「みんな許す・・・・(略)・・・・みんなが幸せになったほうがいい」 にはボロボロ泣いてしまいました。 人ってこんなふうに変わることができるんだ・・・。 「誰だって、自分が思っているよりはすごい人間だよ」 この言葉が心にしみました。 |
またまた季節外れなクリスマス絵本です。 もうすぐクリスマス。 森の動物達のところに手紙が届きます。 「クリスマスプレゼントにセーターをあんでください」 さあ、誰からの手紙でしょうか? 森の動物達は自分達にたくさんの恵みを与えてくれた彼達のために心を込めてセーターを編みます。セーターになってなくたって大丈夫。喜んでくれるよ。 あったかいセーターを着て嬉しそうにしているのは誰でしょうか |
ちょっと季節外れですが・・・。 クリスマスがやってきて北の国の子ども達は一番先にプレゼントをもらいました。 白うさぎの子ましろは一番先にプレゼントをもらったのですが、そのお菓子を食べてしまうとまだ、もっと何かほしくなってしまいました。 そこで黒うさぎの子のふりをしてサンタさんに会いに行きました。 さてどうなるのでしょう? 子どもの頃から大好きだったお話です。 だってあのもみの木はとってもすてきなんだもの。 北の国には今もきっとその木があって、クリスマスが近付くとキラキラと輝いて鈴の音も聞こえてくるのでしょうね。 |
あるところに若い夫婦がいました。二人にはご自慢のものがありました。 一つは夫ジムの金時計。もう一つは妻デラの長く美しい髪。 クリスマスにはお互いにその宝物にふさわしいものをプレゼントしたいと思っていました。 だけど二人はとてもまずしかったのです。 誰よりも愛し合う二人がお互いのために選んだ方法とは・・・。 『賢者の贈り物』というタイトルで知られているお話です。 二人はお互いを思うあまりに大切なものを無くしてしまいました。そしてそこまでして贈りあった物は意味のないものになってしまったのです。 けれど、ふたりは何より素晴らしいかけがえのないものを贈り合ったのでした。それは本当に賢い人の贈り物。ほんもののプレゼントでした。 |
もう1冊、成道さん側から書かれた本です。 内容は他の本とだいたい同じですが、特に少年時代に焦点をあてて書かれています。 また、特に若い人たちに読んでほしいという著者の思いから字も大きくまたルビも多く読みやすく仕上げられています。 他の本と同様に、川畠さんが多くの人に支えられてきたのだと書かれていますが、私はやはり同じ立場として、お母様の言葉が印象に残りました。 それは、ロンドンへ留学することになった息子と一緒にはじめての海外生活をすることになったときのことです。 二人の弟と父親を日本に残し、自分はまったく英語も話せない中で目の見えない息子を支えていかなければなりません。でも、お母さんは笑って 「母親なら誰でも子どものためにやるわよ。大変だなんて思わないわよ」 と言われたのです。わかります。子どものためならどんなことでもしてやりたいという気持。どんなことだって平気という思い。 また、母親から見ると「命がけ」とも思える姿で息子にヴァイオリンを教え続けた父。 自分達が連れて行った旅行先で孫が大変なことになってしまい、もしものことがあったら生きて帰れないという思いでずっと見守り続けてくれたいた祖父母。 何とか命が助かるようにと必死で治療にあたった病院関係者の方や、たまたま知り合ってからずっと家族の力になってくれた人。 いろんな人の支えと励ましで生きる希望と喜びを見つけ出した川畠さんは今度は自分の演奏で多くの人に感動を与え、生きる喜びを感じさせれくれています。 彼の魂から湧き出るやさしくてあたたかい響きは私たちの心に伝わり響き合い感動を与えてくれるのです。 全部で4冊川畠さん関係の本をご紹介しましたがこの本は子どもの頃の写真が多く、また作文なども載っています。字も大きいですし、一番読みやすいかもしれません。 |
ヴァイオリニスト川畠成道さんのお父様正雄さんの書かれた本です。 ヴァイオリンの師としてそして父親としての思いが書かれています。 正雄さんはもともとヴァイオリニストであり芸大のオケのコンサートマスターをつとめるかたわら別の大学で講師としてヴァイオリンを教えていらした方です。だけど、そのときまで息子さんにヴァイオリンを教えることはありませんでした。息子さんが病気で視力を失うそのときまで。 私がこのお父さんは立派だなと思うのは目が見えなくなってしまうかも知れない息子をかわいそうだから一生自分達親が面倒を見ていこうと思うのじゃなく、将来のことを考えどんな職業に就けさせたらいいのかとすぐに考え始めたことです。 そのときから師として時に厳しくときにあたたかく息子を指導していかれるのですが、時々出てくる父親としての思いに胸を打たれました。 息子さんの目が見えなくなったことを、自分がアメリカ行きを止めなかったからいけなかったのだと責めたり、息子の成功を信じながらもヴァイオリンが弾けることと目が見えるようになることのどちらかを選べるのなら目が見えるようになるほうを選ぶと言われたり、その親としての思いが同じ親である私にも伝わってきます。 |
ヴァイオリニスト川畠成道さんの本です。 川畠さんは8歳のとき旅行先のアメリカで風邪薬が原因で難病に罹り、視力のほとんどを失います。 その彼が父の教えでヴァイオリンを始めプロを目指し、運命の街ロサンゼルスでヴァイオリニストとしてリサイタルを開くまでの道のりが書かれているのがこの本です。 音楽は早期教育が重要であるというのが一般的ではないでしょうか?そんな中で10歳でヴァイオリンを始めるということがどれだけ大変なことだったか。そのうえ彼はほとんど目が見えないのです。 私はピアノを弾くときも歌を歌うときも楽譜を見ます。楽譜を見ながら何度も何度も弾いたり歌ったりして覚えていきます。 スタートが遅かったこと、楽譜が見えないこと、その大きなハンディを乗り越えることができたのは本人の努力と家族の協力があったからです。 また家族以外のたくさんの人にも励まされ支えられてきたのだと川畠さんは書いていらっしゃいます。 そういった大勢の人への思いやヴァイオリンにかけるひたむきさそして純粋に音楽を愛する心が彼のヴァイオリンの音色にあらわれていると思います。 とてもやさしくてあたたかくて澄んだ音色です。 読んでから聴くか聴いてから読むか、どちらもオススメです。 |
ヴァイオリニスト 川畠成道さんの詩画集です。 内容は川畠さんの書かれた他の本 『僕は、涙の出ない目で泣いた。』(扶桑社) 『魂の響き合うとき』(北水) お父様の川畠正雄さんが書かれた 『成道のアヴェ・マリア』(講談社) と同じことを短い言葉でまとめたという感じで、「ああ、これはあそこに書いてあった」「これはあのときのことなんだ」と思い出すことができます。 川畠さんの音楽や人生に対するさまざまな思いが短い言葉に託されています。 絵は壁下孝さんという画家が描かれています。川畠さんのバイオリンと同じようにあたたかくやさしい感じです。 川畠さんのCDを聴きながら読んでみてください。 |
1年間365日分の子育てのアドバイスの言葉です。 例えば 1月1日 ‘親であるというのは、素晴らしい仕事です。ー中略ー すべての人の未来を良くすることに貢献できるのです。’ 私の誕生日6月27日のところには ‘「自分は悪い子なんだ」’と思わせると、子どもはそう思わせた親に心を閉ざしてしまいます。’ などというようなことが書かれています。 子供のためにしてあげたいこといっぱいあります。 よい親になりたいと思います。優等生的な親ということではなく、その子供にとっての良い親に。 やらなければならないこと、なおさなければならない自分の欠点、いろいろあるけれど、一度にたくさんは大変です。 だけど、この本に書かれていることを一日一つだけ実践できたらいいなあと思います。 |
コオロギにとってたいせつなのは「くろいということ」 ひなぎくにとっては「しろくあること」 かぜにとっては「ふくということ」 ・・・そして あなたにとってたいせつなのは「あなたがあなたであること」 大切なことはそれぞれ違います。大切なことは自分らしくあること。みんなちがってみんないい。「他の誰とも違うあなたが大好き。そんなあなたをあなた自身も大切にしてね」そんな思いを込めて読んであげたい本です。 |
あらいぐまのぼうやは夜を見たことがありません。見てみたくても、おかあさんが言うのです。 「まんげつのよるまでまちなさい」 「ふくろうにあいたい」「くらいのみる」「よるってどのくらいおおきいの」 何度言ってもおかあさんの答えはおなじです。 満月を待つ間、おかあさんはたくさんお話をしてくれます。歌も歌ってくれます。 待っている間にぼうやは少し大きくなりました。 もう待ちきれなくておかあさんにきっぱりと「よるをみにいくからね」と宣言したぼうやにおかあさんは言いました。 「さあ、いっておいで!だって、こんやは まんげつのよるだもの!」 子供たちの「○○ほしい」「○○したい」に対して、「今はだめ」「まだ早いわ」「ちょっと待っててね」と答えてることって結構ありますよね。子供は待たなきゃいけないことばかり。だけど、待っている間に子供は少しずつ大きくなって、願ったものを与えられるのにふさわしいように成長しているのです。 そう考えると子供にとって待つことは大切なことなのだと思いました。 |
母親を亡くし一人ぼっちになってしまった少年エスベンを助けてくれたのは世捨て人ハンスでした。美しいフィヨルドの自然の中、ハンスとの静かな暮らしは、エスベンが目の前で見た恐ろしい出来事を忘れさせてくれるかに見えました。しかし、その暮らしも奪われるときがきます。 「おびえる人はよりどころを求める。そして、なんにおびえているのかわからないときはおびえの元を見つけなければいられなくなる」 人は不安なとき何かにすがります。ところが、それでも不安がなくならなかったり、改善されなかったとき、今まで自分を助けてくれていたその人さえもその原因に仕立て上げようとします。 人間の心の奥底のある弱さ。その犠牲になる罪もない善良な人々。なんて哀しいんだろう。なぜ人はおびえるのだろう。なぜ信じられないのだろう。 そんな人間の弱さが罪もない人々を巻き込んだ無意味な戦いにつながるのかもしれません。自分が弱いから相手を攻撃する。その弱さを認めて受け入れない限りこの世から悲惨な争いはなくならない気がします。 (はじめにこの文を書いたのが9月11日でした) |
お母さんザウルスは一人ぼっちでした。水を飲みに行ったまま帰らないお父さんザウルスの変わり果てた姿を見つけ、それでも一人で子供達を育てようとやっとの思いで巣に戻ったとき、その子供達までもが誰かに食べられてしまっていたのでした。絶望の中で彼女が見つけたのはティラノサウルスの卵。自分にとって敵であるはずのその子を育てようと彼女は思うのでした。 生きていく気力もなくしてしまったお母さんザウルスを立ち直らせたのは「愛」だと思います。子どもをなくしたお母さんザウルスが、親をなくしたティラノサウルスの赤ちゃんに抱いたのは憎しみではなく母親としての愛。厳しく辛い状況の中でも「我が子」を愛し、大切に育てたお母さんザウルスと、同じように最後まで「お母さん」を守り抜いたティラノサウルスのティラン。誰かを愛し、その人を死んでも守り抜こうとする思いは哀しいほど美しいです。そしてその思いは人を優しくしてくれます。強くしてくれます。それは親子かも知れないし友達かも知れません。男と女かもしれないし男同士、女同士かもしれません。相手は人間ではないかも知れません。でも、命をかけて誰かを愛する、そんな生き方を私もしたいと思いました。 ちなみに、私にはちゃんといますよ。そういう人が。今は子供達も私にとってそういう存在だけど、やがて子供達もそれぞれ大切な人にめぐり合えますように。 |
かえるの体のしくみや成長による変化(変態)についてわかりやすく楽しく書かれています。水彩絵の具(?)で描かれた絵がきれいで、またちょっとしたイラストもかわいいです。 かえるの(というよりそのころの見た目はオタマジャクシ)後ろ足は小さなふくらみがゆっくりと変化していき、やがて後ろ足として完成するのですが、前足の場合はそれが体の中でおこなわれるのです。そしてある日、突然、いきなり、ポンと飛び出してきます。うちの長男、次男はその瞬間を見たことがあるそうです。 私も見てみたいです。 別に知ったからといってどうということはないし、知らなくてもいいことかも知れませんが、生き物の生態って知れば知るほど興味がわいて面白くなります。最近カマキリの本も読みましたが、これも面白かったです |
とうげのりょうしごやに、じさまとたった二人で暮らしている豆太はとってもおくびょうもの。 夜中にひとりでセッチン(お便所)にもいけません。 グッスリねむっているじさまを起こし一緒にいってもらわないとだめなのです。 どんなに豆太が小さな声で「ジサマァ」と読んでもすぐに目をさましてくれたじさまが、ある日病気になってしまいました。 そのとき、おくびょうものの豆太のとった行動は? 「ゆうきのある、ひとりのこども」しか見られないものを、豆太は見ることができたのでしょうか? 教科書で読んだ人も多いのではないでしょうか?うちの子供たちも読んでいました。私が小3のときの課題図書でもありました。感想文で賞をいただいた、思い出の本です。 豆太は私にそっくりです。うちもセッチン(うちの父はほんとにそう呼んでました)が当時外にあり、私も一人では行けませんでした。夜中にやっぱり小さな声で「ばあちゃん」と呼んでいつも祖母についていってもらっていました。 だけど、私と違って豆太は本当は勇気のある子どもだったんですよね。「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ。それをみて たにんが びっくらするわけよ。ハハハ」 じさまの言葉が心に残りました。 |
かあさんねこには子どもが4匹。りっぱなねこにしようとかあさんねこはいろんなことを教え、大切に育てていました。 ところがある日、ねこたちがすんでいる農家の牛の乳が出なくなり、こねこたちに飲ませることができなくなりました。 こまったかあさんねこは、犬に教えてもらったとおり、月へミルクをもらいに行くことにしました。途中、いろんな動物が自分もミルクをもらおうとついてきますが、くたびれたり、こわがったり、いらいりしたりして、行くのをやめてしまいます。 「ほしいものをてにいれるには、しんぼうが だいじなのよ」と言うねこだけが最後にミルクにたどり着くことができたのでした。 「月の中でおじいさんとおばあさんがミルクを入れた桶を運んでいる」 月を見て、そう考える国があるのでしょうか?作者はスウェーデンの人ですが。 うさぎがお餅をついていたり、女の人の横顔だったり、かにの姿だったり、と国や地方によって違うものに見えるのは面白いですね。 4匹の子ねこのために頑張るおかあさんねこ。とっても親しみを感じました。私にも子どもが4人。私も子供達のためにしんぼうして頑張らなくっちゃね。 |
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