私や子どもたちが好きな本や子育て中のお父さん・お母さんにオススメの本を紹介します。
読み聞かせグループメンバーのとも個人のブログです。
東京の学校でイジメにあい、学校へ行けなくなった6年生の光太郎は山奥の小さな村に山村留学してきます。 寄宿先には龍雄という同級生もいて、面倒を見てくれたり、ヤマメ釣り、えさの虫取り、木登りなどいろいろなことを教えてくれたりしました。 光太郎は友達もできて毎日が楽しく過ぎていったのですが、実はのどかで平和そうで自然が豊かに見えるこの村にも危機が迫っているのでした。 大雨の後、増水した川で河童らしいものを助けたその夜、原因不明の高熱におそわれた光太郎の夢に届けられた不思議なメッセージ。 それは何を意味するのでしょうか? 川の上流。 人口四千人足らず。 深い谷を刻んだ山にぐるっと囲まれた林業と農業の村。 田んぼや畑が作れる場所では稲や麦やお茶や野菜を作り、山はどれも民家のある山すそから尾根まで植林した杉かヒノキで覆われている。 まるで私の村のことのようです。 (人口はもうちょっと少ないですが・・・) 「白水村」という名前までなんだか似ていて他人事とは思えないお話です。 自然が豊かというのはどういうことなのか、山を守るとはどういうことなのか、山に生きる私たちがまず知らなければならないと思いました。 ですからこの本は子どもだけでなく大人の人にもぜひ読んでいただきたいです。 主人公の光太郎君。 やさしくてけなげで大好きです。 傷ついた神様がただかわいそうで何とか助けてあげたくて泣きながらその目に刺さった矢を抜く場面では私も一緒に泣きました。 イジメにあい、自分には悲しいことや辛いことしかないと思っていた光太郎が、嬉しかったことや楽しかったこと、それにやさしくしてもらったことだってあったんだってことに気づき、自分にできることをしようと一生懸命になっている姿には強さを感じます。 やさしいことは強いことなんだって思います。 このお話には双子の神様が出てきます。 男同士の兄弟愛とか友情っていいなってちょっぴりうらやましく思いました。 |
小学6年生のマサミチは突然決まった引越しでおばあちゃんが住むド田舎で暮らすことになります。 コンビニもファミコンショップもビデオショップもCD屋も、模型屋も本屋もないと嘆くマサミチ。 店もろくにないし、学校は遠いし、クラスのやつらはダサくて幼稚。 勉強は遅れているし塾もない・・・とマサミチの愚痴は続きます。 (まるでうちの村のことみたい・・・) 自転車でかえるをひき潰しちゃっても「きしょくわるい」としか思わないジコチュウなヤツです。(と私は思います) そのマサミチがふと寄り道したお宮で白いはかま姿の青年に呼び止められ、なりゆきで食べてしまった「さとりまんじゅう」 その効き目でマサミチは家霊(イエダマ)のヨネハラさんや動物、虫、木などの言葉がわかるようになります。 一方、パパの勤める原子力発電所では恐ろしいことが起こっていました。 そのせいで大好きなスイッチョさんの命が・・・。 スイッチョさんの命を救い、危機を食い止めることがマサミチにはできるのでしょうか? 原発事故を扱ったお話で、実際にあった事故を思い出します。 「原子力発電は夢のエネルギーで現代文明をささえる最先端の産業。安全に使いこなせる技術も出来上がっているんだからみんなの役に立つ立派な仕事なんだ。」 そう思っていたと言うスイッチョさん。 現場で働く人々でさえ知らせれていなかった放射能の恐ろしさ。 人間が制御しきれない力は使わないほうがいいと身をもって教えてくれたスイッチョさんとの別れの場面では子ども達に読んであげながらぼろぼろ泣いてしまいました。 ジコチュウのアンキ(暗鬼・自己中心で他を思いやる気持ちを持たない者。欲が深くて、自分の欲を満たすことだけしか考えられない心)だった現代っ子のマサミチが、自然や生き物達の声に耳を傾ける心やさしい少年に変わっていく姿が印象的でした。 マサミチがスイッチョさんの思いを継ぐような形でまとめた夏休みの自由研究「夢のエネルギー」は実現できるのかな? できたらいいなと思います。 このお話にはいろいろな神様や家霊さんたちが出てきますが、私はヨネハラさんが大好きです。 |
先祖代々、裏山の稲荷神社の巫女をつとめるマモルの家にやってきた下宿人、守山さん。 腰まで届く長髪に和服の着流し、好きなものはアブラゲ・・なんて変な人と最初は思ったけれど、その不思議な魅力にマモルはしだいに惹かれていきます。 そしてレジャーランド開発のために破壊されようとしている稲荷山と古墳を守ろうと立ち上がった守山さんと行動を共にすることになったマモルは、その後加わった仲間とともに「ヒト・キツネ同盟」を結成し、小山を守ろうと必死に戦うのでした。 自然を守ることと人が生きていくこと、自然と人とのかかわりはとても複雑で、ただ「自然を守ろう」「環境破壊はやめよう」ではすまないことにあらためて気がつきました。 それでも必死に戦うマモルや守山さん、それに仲間に加わった鴻沼さんが素敵です。カッコいいです。 命をかけて戦った守山さんと初音さん(誰のことかはヒミツ)の姿は本当に悲しかったけれど、最後にとてもあたたかい気持ちになれました。 よかったねって。 マモル達は本当に負けたわけじゃないです。 これからです。 コンクリートで固められた石畳の道からも草が芽吹いています。 自然を守ってやろうなんていうのは思い上がりで人が自然に守られて生きている。 自然を守ってやるんじゃなく、自分たち自身を守るために自然には今のままでいてもらわなきゃならない。 という言葉が印象的でした。 |
じぷたはジープを改良したちびっ子消防車。 はしご車ののっぽくんやポンプ車のぱんぷくん、救急車のいちもくさんのように子ども達から注目されることもありません。 じぷたは自分がとてもちっぽけでみにくく思えて悲しくなりました。 ところがある日、じぷたが大活躍するできごとが・・・。 誰にだって自分にしかできないことがあるんだよ そんなことに気づかせてくれる本です。 |
短いお話なので読み聞かせの時間がちょっと余ったときに読んでいます。 『おこりんぼママ』と、タイトルを読みだけで子どもたちは笑います。 「うちと一緒。」 「うちも」 って口々に言います。 お母さんっていうのはそんなにいつも怒っているのかな? うーん、私もそうかな? ある日、ママがものすごく怒ったので、ぼくはとんでもないことになってしまいます。 でも、ママは最後にちゃんと助けてくれて、ごめんねって抱きしめてくれるのです。 そんなママがぼくにとってはやっぱり「いちばんさ」というお話。 ついつい子どもを叱りすぎちゃうお母さんにおすすめ。 怒りすぎちゃった・・と思ったときは子どもをおもいきり抱きしめてあげましょう。 |
おひさまが隠れてしまい、街はどんより暗く、みんなは寒さに震えています。 だったら私が・・・とパン屋さんが小さなおひさまを作りました。 それはおひさまのかたちの大きなパン。 ふわふわの、あたたかな、おいしいパンが焼きあがったとき、何がおこったでしょう? コラージュで描かれた絵が、とても鮮やかであたたかい感じがします。 そしていろいろな動物たちが生き生きと描かれています。 みんなで焼きあがったパンを食べている絵は『ぐりとぐら』で動物たちがカステラを食べている場面を思い出します。 読み終わるとお腹がいっぱいになって、あったかい気持になれる本です。 |
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